背の高いSUVは、ミニバンや軽自動車と同じ感覚で洗うと、洗い残しや傷が増えやすい車です。屋根や車の下まわりに手が届きにくく、ボディの面積も広いため、洗う順番と道具の選び方で仕上がりが大きく変わります。ここでは、屋根、大きなホイールとタイヤハウス、樹脂のフェンダー、背面やドアヒンジの汚れを中心に、注意したいポイントを順番に整理します。
屋根は手が届かないぶん、道具で補う
SUVの屋根は、地面から見上げるほど高い位置にあります。無理に背伸びをして洗うと、足元が不安定になるうえ、ボディに余計な力がかかりやすくなります。脚立を使う方法もありますが、屋根の上で布を動かすと、足を滑らせたり、ルーフレールに体をぶつけたりするおそれがあります。
屋根を洗うときは、伸縮ポール付きの洗車ブラシを使うと安定して作業できます。ポールを伸ばして、泡をつけたブラシを屋根の端から中央へ向かって動かす形です。力を入れて押しつけるより、泡の膜に任せて軽く動かすほうが、細かな傷を増やしにくくなります。
NICO Carの出張手洗い洗車でも、屋根の高い車には伸縮ポール付きのブラシを使い、上の面まで泡が届くように洗っています。自分で洗う場合も、ブラシは屋根の汚れを落とすための道具と考え、ボディ側面と同じ泡で続けて洗うと、洗い残しが目立ちにくくなります。
大きなホイールとタイヤハウスは、洗う順番を変える
SUVはホイールが大きく、スポークの奥やリム内側に、ブレーキダストや泥が溜まりやすい車です。タイヤハウスの内側も、走行中に跳ねた泥や砂利の粉が残りやすい場所です。ボディを先に洗ってからホイールを洗うと、ホイールから飛んだ汚れがボディに付いてしまいます。
そのため、ホイールとタイヤは先に洗い、ボディは上から下へ順に洗うほうが、仕上がりがきれいになります。ホイール用のブラシは、ボディ用のスポンジと分けて使いましょう。タイヤハウスは水をかけるだけでは落ちにくいので、ブラシで泥を浮かせてから流してください。
樹脂のフェンダーとバンパーは白くなりやすい
SUVの車体下部には、黒い樹脂のフェンダーモールやバンパーが多く使われています。これらは雨や紫外線の影響を受けやすく、時間がたつと白っぽく見えることがあります。洗車だけでは元の黒さに戻りにくいので、汚れを落とすことと、黒さを整えることは分けて考えると分かりやすくなります。
洗車のときは、樹脂部分に強い洗剤や硬いブラシを使わないことが大切です。泥は水でよく流し、やわらかい布で拭いてください。白さが目立つ場合は、樹脂パーツ専用の施工で整えるほうが、見た目の変化がはっきり出やすくなります。
NICO Carでは、白っぽくなったワイパーアームや窓まわりの樹脂パーツを、黒く整える施工も行っています。車種や状態、施工の範囲によって内容が変わるため、詳しくは樹脂パーツの施工ページでご確認ください。
背面とドアヒンジは、汚れが溜まる場所
背面のスペアタイヤカバーや、リアゲートの下端には、泥水や砂ぼこりが溜まりやすくなります。ドアを開けたときに見えるヒンジ、ドア下の縁、ステップの裏も、走行中の汚れが集まりやすい部分です。普段の洗車で見落としやすいため、洗ったあとにドアを開けて確かめると安心です。
ヒンジは水が溜まりやすく、乾いたあとに白い水アカが残ることがあります。ブラシで軽くこすり、水を流して、最後にマイクロファイバーのタオルで水分を拭き取ってください。ドアの隙間に水が残ったままだと、そこから汚れが戻りやすくなります。
水の拭き残しと、乾かし方
SUVは面積が広いため、水滴が乾くまでに時間がかかります。特に屋根の端やルーフレール、ドアミラーの裏などは、水が残りやすい場所です。残った水滴が乾くと、水アカや白い跡になることがあります。
拭き上げは、上から下へ同じ方向に動かすと、拭きムラが出にくくなります。ブロワーの風を使うと、隙間や細い部分の水を飛ばせるので、タオルで拭く量を減らせます。強い日差しの下で作業すると水がすぐに乾いて跡が残りやすいため、日陰を選ぶことも大切です。
表で確認する、注意したい場所
| 場所 | 汚れやすい理由 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 屋根 | 手が届きにくく、洗い残しが出やすい | 脚立より伸縮ポールのブラシで、泡を使って洗う |
| ホイールとタイヤハウス | ブレーキダストや泥が溜まりやすい | 先に洗い、ボディ用の道具とは分ける |
| 樹脂のフェンダー | 紫外線と雨で白っぽくなりやすい | 強い洗剤や硬いブラシは避ける |
| 背面とドアヒンジ | 泥や水が溜まり、乾いた跡が残る | 水を流し、タオルで水分を拭き取る |
作業を任せるときに伝えたいこと
自分で洗うのが大変な場合は、出張洗車を頼む方法もあります。SUVは作業する場所や車の高さによって、必要な道具が変わります。依頼するときは、車種や車の大きさ、気になる場所をあらかじめ伝えておくと、当日の作業がスムーズになります。
NICO Carでは、法人のお客様の大きなSUVを洗車した経験があります。伺う場所や車の状態を確かめてから作業を始めるため、ご依頼の前に気になる点を伝えていただくと安心です。作業の内容はサービスの内容で、施工の様子は施工事例のページでご覧いただけます。ご利用の流れは、予約から作業のあとまでをまとめたページでご確認いただけます。




