雨の日の運転で、フロントガラスについた水滴が前を見えにくくすることがあります。撥水コーティングは、ガラスの表面に水をはじく膜をつくって、水滴を丸く小さくまとめ、流れ落ちやすくするものです。撥水すると見え方がどう変わるのか、効果が出にくいのはどんなときか、長持ちさせるための手入れを順番に見ていきます。
撥水すると、水滴が丸くなって流れていく
撥水していないガラスでは、雨粒がガラスの上に広がり、薄い水の膜になって視界をぼやけさせます。撥水コーティングをしたガラスでは、水がガラスになじまずに丸い粒になり、ガラスの上を転がるように流れていきます。
ある程度の速さで走っていると、丸くなった水滴は風に押されて、上や横へ飛んでいきます。ワイパーをかけたあとも、ガラスに水の膜が残りにくくなります。
見え方の違いを感じやすい場面
撥水の効果を感じやすいのは、次のような場面です。
- 夜の雨で、街灯や対向車のライトが水滴ににじむとき
- 小雨が続き、ワイパーを動かすかどうか迷うとき
- 雨の中で、車線や標識を見分けたいとき
水滴が細かく散らばったままだと、光がにじんで見えにくくなります。撥水で水滴がまとまって流れると、ガラス越しの景色がくっきりしやすくなります。
油膜があると、撥水の効果が出にくい
フロントガラスには、走っているうちに排気ガスや油分などが少しずつつき、薄い油膜ができます。油膜が残ったまま撥水コーティングをすると、膜がガラスにしっかりなじまず、効果が出にくくなります。
雨の日にワイパーをかけたあと、ガラスがぎらぎらと虹色に見えたり、拭いたあとに筋が残ったりするのは、油膜がついている合図です。撥水コーティングの前に、油膜を落としてガラスをきれいにしておくことが、仕上がりを左右します。
ワイパーとの関係
撥水したガラスでは、ワイパーがガラスの上でびびるように動いたり、音が出たりすることがあります。ワイパーのゴムが古くなって硬くなっていると、こうしたことが起きやすくなります。
ワイパーのゴムには、撥水したガラスに合わせたものもあります。拭きむらや音が気になるときは、ゴムの状態を見直してみてください。反対に、ゴムが傷んだままだと、撥水の膜を早くすり減らしてしまうこともあります。
自分で塗るときに気をつけたいこと
撥水剤は、カー用品店などで手に入り、自分で塗ることもできます。仕上がりにむらが出ないように、次のことに気をつけてください。
- 塗る前にガラスを洗い、油膜と汚れを落として、水気を拭き取っておく
- 強い日差しの下や、雨が降りそうなときは避ける
- 製品の説明どおりの量を、薄く、むらなく広げる
- 拭き残しがないように、最後にきれいな布で仕上げる
拭き残しがあると、夜にライトが当たったときに、ガラスがぎらついて見えることがあります。フロントガラスだけでなく、サイドガラスやドアミラーに使える製品もあります。
効果を長持ちさせるための手入れ
撥水の効果がどのくらい続くかは、走る距離や、ワイパーを使う回数、車を止めている場所などで変わります。同じコーティングでも、使い方によって持ちが違ってきます。
- 洗車のときは、ガラスを強くこすりすぎない
- ガラスに砂やほこりがついたまま、ワイパーを動かさない
- 水をはじく力が弱くなってきたと感じたら、早めに塗り直す
水をはじく部分と、はじかなくなった部分がまだらに残っていると、かえって見えにくく感じることがあります。ワイパーがよく当たる場所から効果が弱くなりやすいので、ガラス全体の水のはじき方を、ときどき見てみてください。
洗車とあわせて頼む
NICO Carでは、雨の日の視界のためのフロントガラスの撥水コーティングを、手洗い洗車とあわせて行っています。内容と頼み方は撥水・コーティングのページに、雨の日の予約についての質問はよくある質問にまとめています。毎月の洗車で撥水を続けたいときは、定額の洗車プランもあります。



